2008年4月度院長日(4/3UP)
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春休みだからでしょうか、今日は小学生の患者さまの多い一日でした。乳歯の抜歯も続けて何件かありました。乳歯バンクについての記事を読んだ後だったので、「これが話題の歯髄幹細胞ですよ。」と抜いた歯を見せながら付き添いの親御さんに言いそうになりました。しかし現在歯科医院にそれを保存しておく装置がないので、かわりに「記念にどうぞ」と洗って差し上げました。

乳歯バンク設立の中心となっている名古屋大学の上田教授は大学病院など6病院の協力を得て数年で乳歯から一万個程度の幹細胞を採取し、それを培養して、超低温で保存し研究する目標を立てており、データを検討したのち実用化を目指すといいます。
取得・管理・保存・そして再生医療機関への出荷が一貫して行われるシステムが構築されれば、再生医療の進歩に拍車がかかると期待されているようです。

再生医療は人類にとっては夢のような治療です。失われたり病気になった組織が、体の中にある細胞を使って再生され元気になるのですから素晴らしいことこの上ないです。薬や代替の医療器具を使用しないということは、抵抗力の弱い高齢者や子供も安心して治療が受けられるということです。歯だって虫歯になったり抜けたりしても、もし再生治療で新しい歯が生えてくれば便利ですね。

いつの日か私たちが誰でも再生治療という恩恵に与れるといいです。
本日ご予約の患者さまにはまだその実現には間に合わなかったようです。いつ始まるとも知れない歯の再生治療を待っていただくわけにもいかないので、ダメージを受けている30年物の歯は丁寧に清掃し、金属で修復治療を施すことにしました。新品というわけにはいきませんが、毎日のケアと定期的なプロのクリーニングでまだ何年でも長持ちするはずです。
歯科医師として自分にできることは、これまでの経験と技術を患者さまにすべて提供することにつきると思います。スタッフ一同とも日々精進してまいりますので、これからもしらゆり歯科をよろしくお願いいたします。